シロアリの種類
▼シロアリの種類▼
日本には現在22種のシロアリが生息していますが、建築物を加害するシロアリは主にヤマトシロアリとイエシロアリです。そのほか、最近“乾材シロアリ”の仲間であるアメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリの被害が増えてきています。
ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全土に、イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と千葉県の一部、それに南西諸島、小笠原諸島に分布しています。イエシロアリは千葉県以西の温暖な海岸線に沿った地域に散発的に発生しており、ダイコクシロアリは奄美大島以南に分布しています。
日本には現在22種のシロアリが生息していますが、建築物を加害するシロアリは主にヤマトシロアリとイエシロアリです。そのほか、最近“乾材シロアリ”の仲間であるアメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリの被害が増えてきています。
ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全土に、イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と千葉県の一部、それに南西諸島、小笠原諸島に分布しています。イエシロアリは千葉県以西の温暖な海岸線に沿った地域に散発的に発生しており、ダイコクシロアリは奄美大島以南に分布しています。
▼ヤマトシロアリ▼
ヤマトシロアリは北海道北部を除くほとんどの日本全土に分布しています。特別に加工した塊状の巣はつくらず、加害箇所が巣を兼ねており、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動する習性があります。特に乾燥に弱いので、常に湿った木材や土中で生活しており建物では土台や床束・大引・根太など主に建物下部を加害します。本種の被害は腐食と同時に起こることが多く、食痕は多湿で汚いです。
特徴:頭部がほぼ円筒形で体長のほぼ1/2の長さで頭に触れても乳白色の液は出しません。4〜5月(ただし沖縄は2月、東北・北海道は6月)の昼間に群飛します。
ヤマトシロアリは北海道北部を除くほとんどの日本全土に分布しています。特別に加工した塊状の巣はつくらず、加害箇所が巣を兼ねており、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動する習性があります。特に乾燥に弱いので、常に湿った木材や土中で生活しており建物では土台や床束・大引・根太など主に建物下部を加害します。本種の被害は腐食と同時に起こることが多く、食痕は多湿で汚いです。
特徴:頭部がほぼ円筒形で体長のほぼ1/2の長さで頭に触れても乳白色の液は出しません。4〜5月(ただし沖縄は2月、東北・北海道は6月)の昼間に群飛します。
▼イエシロアリ▼
イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と南西諸島、小笠原諸島に分布しており、最近千葉県木更津市と館山市でも発見されています。建物や地中に塊状の大きな巣を作り、普通数十万匹、大きいものでは百万匹にも達します。したがって、加害速度も速く、被害は激烈です。建物の乾燥した木材でも水を運んできて湿しながら加害していきますので被害は建物全体に及びます。食痕は乾燥しており、きれいです。
特徴:頭部は卵形で体長の約1/3の長さで、触れると頭部先端から乳白色の液(防御物質)を出します。6〜7月の夜に群飛して電灯に飛来します。